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つぶやき

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ケアマネのつぶやき

自分の最期を描く

――Aさんの場合――

自分の「最期の時は何処で過ごしたいですか?」と、利用者さんにアンケートを取らせてもらったことがあります。その際、「私は元気な時は家で居たいけれども、自分で自分のことが決められなくなってしまったら施設と決めている」といった方がいらっしゃいました。

Aさん80代女性 一人暮らし。「一人息子には絶対に迷惑かけたくない。だから、私が認知症になったり、一人暮らしが出来なくなったら、必ず施設にいれてね。」とケアマネに終末期の希望を伝えていました。近隣の妹に買い物等の支援を受けたり、近所の友人との近所付き合いを大切に、居室もきれいに整え、贅沢はしないが工夫しながら丁寧な生活をされていました。一人息子は学校卒業後に遠方で仕事につき一人暮らし、結婚歴無。盆と正月に数日帰省することを楽しみにされていました。

Aさんは若いころ病弱で子宝に恵まれず、夫婦で相談し一人息子さんを養子に迎えたそうです。そのことで、Aさんは息子さんが結婚しないのではと心配していました。Aさんは子育てをさせて貰えた息子さんに感謝しており、自分の終末期の世話はさせたくないが在宅生活の絶対条件でした。そして、もう一つの口癖は毎日夜寝る前に「神様ありがとうございます。私は幸せです」そういって眠りにつくことが日課でした。

ある日,熱が出て微熱だったので自分で主治医に連絡し、薬を処方してもらい自宅で療養していました。ケアマネや近所の友人が心配して訪問した時も「大丈夫」と手を振って返事をしていました。しかし、その次の日、容態が悪化し緊急入院。息子さんが病院へ駆けつけて入院手続きや面会を行いました。その際も、気丈に息子さんと話をされたそうです。そして、息子さんが病院を出るころに急変、そのまま亡くなられました。あまりに突然のお別れとなりました。

「自分のことが出来る間は自分で」「長患いで息子や妹たちに迷惑かけたくない」と言っていたAさんらしい、人生の過ごし方だったように思います。

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